Gadget&LifeStyle Blog

スマートフォンのカスタムROM化がメイン。その他LIFE STYLEに関する記事など。

カスタムROMについて思うこと。LineageOS17.1にすることに失敗したEssential Phoneをどうするかって話 使ってきたカスタムROMの話とともに

さて、今までの記事を読んでいる方はお気づきだと思うが、私はカスタムROMに関してはかなりのシロウトだ。

 

なぜ私がカスタムROMのことを記事にしているかといえば、

 

1.自分のための備忘録

2.日本語でカスタムROMの入れ方を詳しく書いて残しておきたかった

 

からである。

Essential Phoneに関してだけ言えば、2.については、今まで誰もやってこなかったことだと思うので、ファーストペンギンになれたのかなとは思っている。

今回の記事は、私が使ったことがあるカスタムROMがどんな特徴を持っていて、どういう使い方が適するかってことを書いてみようと思う。

 

この後Essential PhoneにもLineageOS17を入れることが出来た。

その記事はこちら↓

7800titanim.hateblo.jp

 

最新版LineageOS18.1の記事はこちら↓

7800titanim.hateblo.jp

 

 

 

 

そもそもカスタムROMってなに?

ここで言うカスタムROMとは、

AndroidOSから派生したOSのこと。Androidをベースにして、手を加えることで更に使いやすくしているOSのことをカスタムROMという。

対応した端末を持っていれば、誰もが無料で使うことが出来る。

セキュリティを重視したものから、設定をもっと細かく出来るものまでたくさんある。最新の端末でなければ、端末を買う前に自分が買おうとしている端末がどのカスタムROMに対応しているか調べておくこともできる。

 

私がカスタムROMを使おうと思った理由

私は去年までEssential Phoneをメイン端末として使っていた。それと同時に、メールはGmailではなくProtonMailをメインに使っていた。ある時、ProtonMailが、Andoroidは必ずしも安全とは言えないという記事を書いていて、そこで紹介されていたのがカスタムROMのひとつであるLineageOSだった。

そして、Essential Phoneは今年の2月でセキュリティアップデートが終了してしまった。それでもまだEssential Phoneをメイン端末として使いたかった私は、LineageOSをEssential Phoneに入れてみようと思ったのが私とカスタムROMの出会いだ。

 

ここから、それぞれのカスタムROMのことについて書いていく。

LineageOS

まずはLineageOSから。

LineageOSの良いところは、AndoroidOSと同じようにGoogleアプリを使うことが出来るにも関わらず、セキュリティ面を向上できることにある。アプリごとに、データ通信、位置情報、端末データの読み込み、書き込み、書き換え、Wi-Fiの変更などなど、そのアプリが端末に及ぼす影響をすべてコントロール出来るようになっている。

これは、Googleシステムアプリに関しても設定でき、下手に設定すると端末としての機能が制限されてしまう。

それこそがこのLineageOSの良いところで、上手く設定できればさまざまなアプリから自分の端末のデータを盗まれることを防ぐことが出来る。

 

この記事で書く中で、そのような設定ができるのは、このLineageOSと/e/だけだ。

 

アイコンはこの程度の追加。はっきり言ってよくわからないものが多い。

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LineageOSの追加アイコン

 

今現在、Andoroid10ベースのLineageOS17.1に変わってきているが、まだAndoroid9ベースのLineageOS16.0の端末も多数存在する。

download.lineageos.org

 

DerpFest

次はDerpFestだ。過去にも記事にしたが、このOSはLauncherが魅力だ。そして、端末の設定も、一番細かく設定できると思う。

このアイコンの数を見て欲しい↓

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アイコン多数

アプリで追加しているのはAdGuardとProtonVPN,ACRのみなので、それ以外はDerpFestに標準で表示することが出来るアイコンだ。はっきり言って、今でもアイコンの機能がよくわかっていないものさえある。

コンパスとRebootアイコンは特に優秀で、私が使ったことがある他のカスタムROMにこのアイコンは存在しない。

 

また、Andoroidの下に表示されるナビゲーションバーの変更も簡単に出来るので、戻るボタンを左右に表示させている。ホームボタンを2個にすることも出来る。

現在、私のXiaomiMi9TがDerpFestだが、これはこのままずっと変更する気はない。とてつもなく使いやすい。

ということで、オススメのカスタムROMだ。一部の設定画面が英語表記しか選べないが、そこはなんとか雰囲気で設定してもらえばと思う。そして、全く設定しなくても困ることはない。

 

また、DerpFestはAndoroid10ベースの物がほとんどだと思うが、個別にはダウンロードしてみないとよくわからない。

XiaomiMi9TはもちろんAndoroid10ベースである。

derpfest.org

 

 

 

PixelExperience

このOSは、Pixelじゃない自分の端末を、中身だけPixelにしてしまおうという事を考えているOSだ。

端末によっては、標準Pixelと、それに機能を少し追加したPlusEditionもある。

私のZenfoneMAXProM1が現在はPixelExperienceのPlusEditionだ。

アイコン数はこんな感じ↓

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PlusEditionでこれだけ

多くのカスタムROMは、最低限これだけのアイコンが用意されていると思う。

重要なのはカフェインモード(通常画面消灯時間を超えて画面をつけたままに出来るモード)と画面録画機能でこの2つは必須として欲しいところだ。

 

そして、PixelExperienceの標準モデルは、通常Andoroidと全く同じアイコンしか用意されていない。とにかくPixelなので、着信音や壁紙までアプリが存在し、全てをPixelにすることが出来る。

Xiaomi端末の多くが対応していて、Andoroidそのままに出来るのでわりと面白いOSだと思う。

 

PixelExperienceも、新しい端末はAndoroid10ベースにつくられていることが多い。

そして、PlusEditionに対応しているのであればPlusEditionを入れることをオススメする。PlusEditionにしたところで、アイコンが増えるくらいで特に悪いことはないと思うので。

 

download.pixelexperience.org

 

EvolutionX

このOSはまだイマイチよくつかめていないのだが、優秀であることは間違いない。

PixelExperienceに機能を追加した雰囲気?として捉えていればいいと思う。今現在、このEvolutionXにしている端末がないのでスクリーンショットを撮ることが出来ないが、色がダークな雰囲気で美しいと個人的には思っている。

ただ、指紋認証が不安定な面や、設定画面が英語しか存在しないなどの使いにくい面があるようだ。

 

そして、このEvolutionXはすべてがAndoroid10ベースのようだ。

evolution-x.org

 

/e/

この/e/に関しても、EvolutionXと同じでイマイチつかめていない面が大きい。

一番の特徴は、Google Play Storeが入れられないこと。

完璧に個人情報を守ることだけを考えて作られていると思う。ホーム画面もiPhoneのようだった(が、私はDerpFestのLauncherに変えた)。

困るのは、Google Play Storeからダウンロードしないと使えないアプリが存在するということ。私の場合はpCloudがそれに当たる。このアプリがないと端末の管理さえ上手くいかないので、あまり使えずに終わってしまった。

 

使えるデバイスは割とある。試しに入れてみると経験としては悪くないだろう

doc.e.foundation

 

AOSEXPENDED ROM

最後に、AOSEXPENDED ROMだ。このOSも掴みどころがなく、よくわからないOSだった。何を目指しているのかわからなかったのが残念でならない。

 

Andoroid OLEOから10まで、用意されているようだ。

www.aospextended.com

 

ということで結局、Essential PhoneのカスタムROMはどれにするの?

あれから、LineageOS17.1のGoogle Play StoreがEssential Phoneに入れられない理由を調べてみたのだが、どうやらGappsをLineageOS17.1に入れるという行為は受け入れられないようだ。詳しい理由は今のところわからない。

 

ということで、他のカスタムROMを選ぶ(LineageOS16.0に戻るというのも含む)か、元のストックROMであるAndoroid10に戻すか、Essential Phoneを使うことを諦めるかの三択になる。

 

なんのためにEssential Phoneを使いたいのかと再び考え直したところ、結果的に銀行関連アプリをこの端末で安全に使いたいということだけだった。

そもそもそのために安全なLineageOSを使っていたわけで、そこは大切なところだ。

しかし、今最新であるLineageOS17.1は使えない。

Essential Phoneを使うのをやめるというものもったいない。ストックROMに戻ったらセキュリティ関連で問題が出る。

今のところEvolutionXにしようかと思っていたが、Paranoid Android ROMというのが公式で配信されているみたいなのでこれを入れてみようと思う(ZenfoneMAXProM1にも用意されているようなのでとりあえずこちらに)。

(追記)※ZenfoneMAXProM1にParanoid Android ROM入れてみた↓

7800titanim.hateblo.jp

 

結局今回はどのカスタムROMにするのか決まらなかった。

ということで、

カスタムROMについて思うこと。LineageOS17.1にすることに失敗したEssential Phoneをどうするかって話は

 

 

つづく

 

 

 

 

 

その他カスタムROMの記事はこちら↓

7800titanim.hateblo.jp