今回はX00TD(ZenFoneMAXProM1)にカスタムROM を代わる代わる入れた話。
基本的に今、私の中ではZenFone MAX Pro M1は余りスマホとして常時使っているわけではない。
なので、どのカスタムROMを入れようが、使わなかろうが特に困ることはない。
ということで、余っているなら余っているなりの使い方をしようと思っていて、davinci(Xiaomi Mi 9T)とraphael(Xiaomi Mi 9T Pro)に入っているcrDroidをZenFoneMAXProM1にも入れていた。
そこに、DerpFestのAndroid11版が出ていることに気がついたので、早速入れてみたわけだ。
だが、ちょっと用事があってPixelExperienceを入れなければならなくなったので、Pixel Experienceのサイトに行ってみると、このPixelExperienceにもAndroid11のPlusEditionが出ていた。
ということで、今現在はPixelExperience PlusEditionがZenFoneMAXProM1に入っている。
この流れについて今回は書いてみようと思う。
- とりあえずのcrDroid
- ZenFoneMAXProM1の良さ
- Android10のときはすごく好きだったDerpFest
- 困ったときはPixelExperience
- dataをTWRPでバックアップしたあとにリストアしてみた
とりあえずのcrDroid
今存在しているAndroid11版のカスタムROMで、最も気に入っているのはcrDroidだ。
ということで、これを入れていれば特に困ることはないのでZenFoneMAXProM1にもcrDroidを入れていた。
しかし、である。
この余りスマホであるZenFoneにわざわざ必ずしもcrDroidを入れておく必要はない。
とても暇なときに行うカスタムROMパトロールで、ついにDerpFestにZenFoneMAXProM1用Android11版が出ていることに気がついた。
ZenFoneMAXProM1の良さ
ということで、前回davinciに入れて大変なことになった(ブログでは記事にしていないが、DerpFest11を入れるためにdavinciにChina版のFirmwareを入れたら結局内蔵ストレージまで全て消去しなければいけない状態になってしまった)。
であれば、DerpFestをZenfoneMAXProM1に入れておいて、DerpFest11がいい感じになるか監視しておけば、他機種でもまともにDerpFestが使えるようになったことがわかるので、とりあえず入れてみようと思ったわけだ。
ここでZenFoneMAXProM1を選んだ(というか実質余っているのはZenFoneMAXProM1かEssential Phoneしか無いのだけど)のは、今までZenFoneMAXProM1にカスタムROMを入れても端末がおかしくなってしまうことは一度もなかったからだ。
Essential PhoneにしてもMi9T(Pro含む)にしても、端末がおかしくなることが実際にあったし、他にもいろいろと面倒なことが多い。
思いつくだけでも以下のような手間がかかる↓
Essential Phone:カスタムROM変えるときは一旦ストックROMにしないとうまくいかない事が多い、TWRPがマウスでの操作が面倒
Xiaomi機:Firmwareを最新にする必要があるし、4つの中から選ばなければいけない
この点ASUS機のZenFoneMAXProM1はそういう手間が一切ない。
何も考えなくてもせいぜいdataをwipeすれば全てがうまくいく。そしてその上、microSDもあるので内蔵ストレージが万が一消えても大きな問題にならないし、Titanium BackupのデータもmicroSDに入れておけばまず大丈夫だ。
さて、早くcrDroidからDerpFestに変えたい。
Android10のときはすごく好きだったDerpFest
DerpFestは、ランチャーがとても良い上に、画面上の表示がとても好きだった。
画面上中央に表示できる時計は大きい文字になるし、カスタムの範囲も広かったように思う。
しかし、そのカスタムが、Android11になってからはすべてが消えてしまった。
これは以前davinciにDerpFest11を入れたときに気がついていたのだが、そのうち以前のような輝かしい時代が来るかもしれないと思ってZenFoneMAXProM1をDerpFest11にしたかった。
ということで、いつものようにDerpFestをPCにダウンロードする。
公式サイトはAndroid10のままになっていて、公式サイトからはここにはたどり着けないので別なところからここにたどり着いた。
最新版をダウンロードして、ZenFoneMAXProM1の内蔵ストレージにコピーする。
ここで、SHA1とMD5を確認しておくことが結構重要だと思う。
で、私の中でいつも問題になるのが別のカスタムROMにするときにdataをwipeするかどうか問題だ。
とりあえずwipeしないでやってみるのだが、
crDroidからDerpFestでは、dataをwipeしなければうまくいかなかった。
root化している場合は、TWRPでdataを保存しておけばwipeしたあとに戻すことが出来るのかもしれないが、未だにそれを試したことは一度もない。
どちらにしても、ZenFoneMAXProM1に入っている設定(data)など、特に価値もないと思っているからだ。
で、うまくDerpFestになった。
初期設定をして、使ってみたのだが、davinciのとき同様、なにも魅力のないカスタムROMになっている。
今後少しでも良くなっていけばXiaomi:機のどちらかをDerpFestにしてもいいと思っているのだが、今のところはその価値はまったくない。
ということで、結局何の使い道もないままZenFoneMAXProM1は放置される…
はずだったのだが。
この何にも使えないZenFoneMAXProM1だからこそ出来る、とても重要な役割を担うことになる。
次の行き先はPixelExperienceである。
困ったときはPixelExperience
このPixelExperienceは、端末のことをGoogle純正のPixel機だとして認識してくれる、とても都合のいいカスタムROMである。
これさえ入れておけば、Playストアのアプリにも、カスタムROMだと思われなくて済む上に、Google Driveも使い放題だ(たぶん)。
また、PlusEditionを入れれば、他のカスタムROMのように、ちょっと細かい設定が少しだけ出来るようになる。
で、また私の中で問題になるのが、dataをwipeするのかどうか問題である。
結論から言うと、今回のDerpFest→PixelExperienceはdataをwipeしなくてもなんとかなった。
入れたいアプリも入れることが出来て、問題なく使えている。
と思ったのだが、
設定のシステムが開けなかった。これが開けないと開発者向けオプションが開けない。裏技があるのかもしれないが、デバックをONにも出来ない。
そして、アップデート画面にも行けない。
このZenFoneMAXProM1を今後もまともに使っていくならば、きっとこのままでは無理なことになるだろう。
しかし、もうPixelExperienceでやらなければならないことは終了しているので、特に困ることはない。
せっかくなのでTWRPでdataをバックアップしてみようと思う。このdataがTWRPでwipeされても、役に立つかどうか初めてやってみることにした。
dataをTWRPでバックアップしたあとにリストアしてみた
とりあえず結論を書くと、dataをリストアしたらアプリも含め、全てがもとに戻った。
Wi-Fiのパスワードも入力した状態に戻るので、これはとても良い機能だ。
だが、多分root化していないとリストアは出来ない。
そして、dataが戻ったのは良かったのだが、システムにもアクセス出来なくなってしまった。dataをwipeしたのでシステムにもアクセス出来るようになったのだが、そのdataをリストアしたらまたシステムにアクセス出来なくなった。
要するに、dataをバックアップするときは、その端末の動きに全く問題のないときにしなければいけないということだ。
今回、かなり勉強になった。
今後のカスタムROM入れ替えの際にも、TWRPをうまく使っていきたいと思う。
ZenFoneMAXProM1にcrDroid→DerpFest→PixelExperiencePlusEditionと、カスタムROMをどんどん変えた話 は
おわり