今回は、私が持つProject Treble対応のXiaomi Mi9T Pro(以下raphaelと呼ぶ)にAndroid12betaのGSIを入れてみた話。
これはなんとかうまく行って、Android12をちょっと体験することに成功した。
からの、Android12を体験できたので、もともとcrDroidだったraphaelをAICPに変えようということで、最終的にcrDroid7.x→Android12beta→AICP16.1となった話をまとめて書きたいと思う。
いつもの話だけど、これをやって端末が壊れたりしても私は責任を負えないので、よろしく。
全て自己責任で。
- crDroidからAndroid12betaへ
- 自分の持っている端末がProject Treble対応端末かどうか
- さぁ、Android12betaをダウンロード!
- その前に一旦ストックROMのMIUIへ
- いよいよAndroid12betaを焼き付け
- Android12betaはこんな感じだった
- その2はこちら↓
crDroidからAndroid12betaへ
crDroidにしてからずっと使っていて、そろそろ飽きてきていたのと、データがたくさん入りすぎて動きが遅くなってきたので、入れられるものならAndroid12を入れてみようと思ったのがことの始まり。
Androidは、Project Treble対応の端末なら、以下からダウンロードできるGeneric System Image(GSI)をFastbootモードから入れることで起動できるようになるようだ。
そもそも、自分が持っている端末が、Project Treble対応端末かどうか知らない方は、このアプリで確認ができる。
自分の持っている端末がProject Treble対応端末かどうか
早速、私の持っている端末で試してみた。
ZenfoneMAXProM1↓
Essential Phone↓
raphaelとdavinci↓
詳しく見ていくと、Project Trebleには全ての端末が対応していた。そして、シームレスシステムアップデート(A/Bシステムパーティションがある)は、Essential Phoneのみ対応している。
また、CPUアーキテクチャは全てが 64-bit ARMアーキテクチャだった。
ということで、すべての端末でAndroid12betaが動くはずである。
さぁ、Android12betaをダウンロード!
もう一度、先ほどのここ↓に行って、入れることができるタイプのGSIをダウンロードする。
※私は対応しているARM64で、Playストアも入れたかったのでARM64+GMSをダウンロードした。
ダウンロード出来たら、raphaelを一旦ストックROMである
MIUIに戻したい。データは全部消えるので、バックアップ等はしっかり取って。
私はここで、アプリのデータのバックアップを完全に忘れていたので、ACCバッテリーの充電記録が一部消えた。
その前に一旦ストックROMのMIUIへ
MIUIに戻す手順は、他サイトで調べてほしい。
ダウンロードするのは
これと
これ
※Mi 9T Pro Globalか、Mi 9T Pro EEAのFastbootをダウンロードすることバージョンはどれでも可
ここまで来ている方は当然PCの設定はしてあると思うけど、一応参考までにPCのadbとfastbootの設定。
Mi FlashでストックROMが焼けたら、一旦立ち上げて開発者モードを開き、USBデバックをONにしておく。
いよいよAndroid12betaを焼き付け
PCとスマートフォンをつなげ、コマンドプロンプトかWindows PowerShellで
adb reboot bootloader
でfastbootモードへ。
fastbootモードになったら、
fastboot devices
で
fastboot 〇〇〇〇
と出たら準備OK!
先ほどダウンロードして解凍したAndroid12betaのGSIフォルダでWindows PowerShellを開き(Shiftボタンを押して右クリックで選択)
fastboot flash system system.img
(しばらくしてsystem焼けたら)
fastboot flash vbmeta vbmeta.img
両方焼けたら
fastboot reboot
でしばらくするとAndroid12betaが立ち上がるはず。
万が一立ち上がらないときは、一旦Recoveryに行ってdataをwipeすると上手くいくかもしれない。
Android12betaはこんな感じだった
一応こんな感じ↓
Wi-Fiとモバイル通信が一緒くたになっていることが気になったけど、今のところAndroid11との変化はそれほどない印象だった。
毎回beta版を入れると思うことは、
【大して変わっていない】
ということだが、今回もそう思った。まだbeta版なので、これからも少しずつ変わっていくと思うが、結局大して変わらないかもしれない。
Android8OleoからのAndroid9Pieと
Android9PieからのAndroid10は、操作面で大きな変更があったので随分印象が変わったが、Android11からAndroid12はそこまでの変化は無いだろう。
正直言って、準備さえしっかり出来ていれば、それほど難しいことではないので、データのバックアップが取れる人はやってみるといいと思う。
ただ、私の場合raphaelでは簡単にできたが、Essential Phoneではうまく起動できなかったので、端末によってはうまく行かない可能性もある。
ちなみに、Essential Phoneではvbmetaは入れなくていいらしい。
ということで、無事にAndroid12betaを入れることが出来たのでここで一旦区切りをつける。
次回その2で、Android12betaから、AICP16.1にした記事を書こうと思っている。
Android12betaをProject Treble対応端末に入れた話からのAICP16.1にした話 その1 は
つづく
その2はこちら↓