Gadget&LifeStyle Blog

スマートフォンのカスタムROM化がメイン。その他LIFE STYLEに関する記事など。

Android12betaをProject Treble対応端末に入れた話からのAICP16.1にした話 その1

今回は、私が持つProject Treble対応のXiaomi Mi9T Pro(以下raphaelと呼ぶ)にAndroid12betaのGSIを入れてみた話。

 

これはなんとかうまく行って、Android12をちょっと体験することに成功した。

 

からの、Android12を体験できたので、もともとcrDroidだったraphaelをAICPに変えようということで、最終的にcrDroid7.x→Android12beta→AICP16.1となった話をまとめて書きたいと思う。

 

いつもの話だけど、これをやって端末が壊れたりしても私は責任を負えないので、よろしく。

全て自己責任で。

 

 

 

 

crDroidからAndroid12betaへ

crDroidにしてからずっと使っていて、そろそろ飽きてきていたのと、データがたくさん入りすぎて動きが遅くなってきたので、入れられるものならAndroid12を入れてみようと思ったのがことの始まり。

 

Androidは、Project Treble対応の端末なら、以下からダウンロードできるGeneric System Image(GSI)をFastbootモードから入れることで起動できるようになるようだ。

developer.android.com

 

そもそも、自分が持っている端末が、Project Treble対応端末かどうか知らない方は、このアプリで確認ができる。

play.google.com

 

 

自分の持っている端末がProject Treble対応端末かどうか

早速、私の持っている端末で試してみた。

ZenfoneMAXProM1↓

f:id:Titanim:20210803214627j:plain

ZenfoneMAXProM1は対応している

Essential Phone↓

f:id:Titanim:20210803214916p:plain

Essential Phoneも対応している

raphaelとdavinci↓

f:id:Titanim:20210803215009p:plain

Mi9T ProとMi9Tも対応している

 

詳しく見ていくと、Project Trebleには全ての端末が対応していた。そして、シームレスシステムアップデート(A/Bシステムパーティションがある)は、Essential Phoneのみ対応している。

また、CPUアーキテクチャは全てが 64-bit ARMアーキテクチャだった。

 

ということで、すべての端末でAndroid12betaが動くはずである。

 

 

さぁ、Android12betaをダウンロード!

もう一度、先ほどのここ↓に行って、入れることができるタイプのGSIをダウンロードする。

※私は対応しているARM64で、Playストアも入れたかったのでARM64+GMSをダウンロードした。

developer.android.com

 

ダウンロード出来たら、raphaelを一旦ストックROMである
MIUIに戻したい。データは全部消えるので、バックアップ等はしっかり取って。

私はここで、アプリのデータのバックアップを完全に忘れていたので、ACCバッテリーの充電記録が一部消えた。

 

 

その前に一旦ストックROMのMIUIへ

MIUIに戻す手順は、他サイトで調べてほしい。

ダウンロードするのは

これと

www.xiaomiflash.com

これ

※Mi 9T Pro Globalか、Mi 9T Pro EEAのFastbootをダウンロードすることバージョンはどれでも可

xiaomifirmwareupdater.com

 

ここまで来ている方は当然PCの設定はしてあると思うけど、一応参考までにPCのadbとfastbootの設定。

7800titanim.hateblo.jp

 

Mi FlashでストックROMが焼けたら、一旦立ち上げて開発者モードを開き、USBデバックをONにしておく。

 

 

いよいよAndroid12betaを焼き付け

 

PCとスマートフォンをつなげ、コマンドプロンプトWindows PowerShell

 

adb reboot bootloader

でfastbootモードへ。

 

fastbootモードになったら、

 

fastboot devices

fastboot 〇〇〇〇

と出たら準備OK!

 

先ほどダウンロードして解凍したAndroid12betaのGSIフォルダでWindows PowerShellを開き(Shiftボタンを押して右クリックで選択)

 

fastboot flash system system.img

(しばらくしてsystem焼けたら)

fastboot flash vbmeta vbmeta.img

両方焼けたら

fastboot reboot

 

でしばらくするとAndroid12betaが立ち上がるはず。

 

万が一立ち上がらないときは、一旦Recoveryに行ってdataをwipeすると上手くいくかもしれない。

 

 

Android12betaはこんな感じだった

一応こんな感じ↓

f:id:Titanim:20210803222844j:plain

Android12beta

f:id:Titanim:20210803222752p:plain

Android12beta

Wi-Fiとモバイル通信が一緒くたになっていることが気になったけど、今のところAndroid11との変化はそれほどない印象だった。

 

毎回beta版を入れると思うことは、

 

【大して変わっていない】

 

ということだが、今回もそう思った。まだbeta版なので、これからも少しずつ変わっていくと思うが、結局大して変わらないかもしれない。

Android8OleoからのAndroid9Pieと

Android9PieからのAndroid10は、操作面で大きな変更があったので随分印象が変わったが、Android11からAndroid12はそこまでの変化は無いだろう。

 

 

正直言って、準備さえしっかり出来ていれば、それほど難しいことではないので、データのバックアップが取れる人はやってみるといいと思う。

ただ、私の場合raphaelでは簡単にできたが、Essential Phoneではうまく起動できなかったので、端末によってはうまく行かない可能性もある。

ちなみに、Essential Phoneではvbmetaは入れなくていいらしい。

 

 

 

ということで、無事にAndroid12betaを入れることが出来たのでここで一旦区切りをつける。

次回その2で、Android12betaから、AICP16.1にした記事を書こうと思っている。

 

 

 

 

Android12betaをProject Treble対応端末に入れた話からのAICP16.1にした話 その1 は

 

 

 

 

 

つづく

 

 

 

 

その2はこちら↓

7800titanim.hateblo.jp