さて、続きましてAndroid12betaからAICP16.1にする話。
前回のその1↓
- Android12betaからAndroid Ice Cold Projectへ
- AndroidいくつのMIUIに戻すか
- fastbootモードでTWRPを焼く
- TWRPでAICP16.1を焼く
- Android Ice Cold Project
Android12betaからAndroid Ice Cold Projectへ
もともとカスタムROMからの中遊び的要素だった、Android12をちょっと試したところで、飽きたらcrDroidに戻そうとしていたら、AICPが公式でAndroid11ベースのAICP16.1がWeekly(毎週更新)になっていたので入れてみようと思った。
AICPはAndroid11にしてすぐに入れていた時期もあってcrDroidとあまり変わらない操作感なのでどちらを選んでも良かった。
しかもcrDroidは、月に一度更新があるかどうかなので、毎週更新のAICPの方が私にとって都合が良かったので思い切ってAICPに変えてみることにした。
Android12betaを入れたことで、データは全て消えていたし、AICPが嫌ならcrDroidに戻ってもいいしDerpFestにしてみるという選択肢もあった。
ということで、AICPをとりあえず入れてみたい。
AndroidいくつのMIUIに戻すか
Android12betaにTWRPを入れてそのままAICPを焼いても良かったのかもしれないが、何故かうまく行かなかったので、とりあえずまたしてもストックROMのMIUIの戻すことにした。
おそらくどれを入れても上手くいくと思うが、せっかくなのでAndroid9Pieベースの一番古いMIUIを入れてみた。
個人的にはMIUIがものすごく嫌いで、この状態にある端末を持ちたくないという感情が強い。なので、早くカスタムROMかピュアAndroidと言われる状態にしたいといつも思っている。
ということで、
adb reboot bootloader
して
fastbootモードへ
で、上手くMIUIを入れることが出来たので、毎度同じように開発者モードから、USBデバックをONにして、
adb reboot bootloader
して再び
fastbootモードへ
fastbootモードでTWRPを焼く
fastboot devices
で
fastboot 〇〇〇〇
と出たら、
fastboot flash recovery twrp-3.5.2_9-0-raphael.img
としてTWRPを焼く
fastboot reboot recovery
でTWRPへ
TWRPダウンロードはここ↓
Primary (Americas)か、Primary (Europe) からダウンロードできる。
ここでも最新版を使うこと。
TWRPでAICP16.1を焼く
AICPはここ↓ Xiaomi Mi9T Proを選択すること
TWRP立ち上がったらメッセージが出ると思うのでチェックを入れてスワイプして、WipeからFormat Dataでyesしてフォーマットする。
PCから
adb devices
で
adb 〇〇〇〇
と出たら
adb shell twrp wipe data
adb shell twrp wipe system
して、
まずは最新のFirmwareだとなぜかカスタムROMが焼けない(この問題、なぜなのか知っていたら教えて…)ので、
ここ↓でAndroid10のFirmwareをダウンロードする。
V12.0.6.0.QFKMIXM
か
V12.0.5.0.QFKEUXM
でいいだろう。
これを端末に入れて焼くか、PC操作でFirmwareをダウンロードしたフォルダでWindows PowerShellを開いて
adb shell twrp sideload
adb sideload fw_raphael_miui_RAPHAELGlobal_V12.0.5.0.QFKMIXM_5cb75a04e5_10.0.zip
でFirmware焼きが終わったら、
InstallからAICPを焼くか、
AICPをダウンロードしたフォルダでWindows PowerShellを開いて
adb shell twrp sideload
adb sideload aicp_raphael_r-16.1-WEEKLY-20210730.zip
※最新版を入れること
※追記 このAICPはGappsが含まれていないので、Google Playストアを入れる場合はNikGappsを入れる
NikGapps ダウンロード↓
AICP16.1はAndroid11なので、NikGapps-Rを選択し一番新しい日付を選択する。
そして、ここからが一つ問題だが、どのGoogleアプリを入れるかここで選択できる。
どれを入れるか↓を参考に
私は常にCoreを入れる。そして、追加でAddons-Rから、DigitalWellbeingを入れている。
少なくとも、Weddingは、CoreでPlayストアを入れたとしても、普通にアプリとしてインストールすることが出来ないからだ。他にもPlayストアからインストール出来ないものがあるかもしれないが、詳しくは自分で調べてほしい。少なくとも私が使うGmailやChromeはあとから入れることができる。
また、root化するならついでに
adb shell twrp sideload
adb sideload Magisk-v21.4.zip
※Magiskっていつも最新版焼けないからこれを入れている。最新版ってなんで焼けないの?
ここで、最新版のFirmwareを焼いて、
上手く焼けたら
adb reboot
で無事にAICPが立ち上がるはず。
Android Ice Cold Project
ついに戻ってきたAICP16.1
追記 最新版へのアップデートをしても画面設定が上手く行かなかったので、一旦TWRPでもう一度systemとdataをwipeした。
その際、root化していたら、Titanium Backupでアプリとアプリのデータを保存できる。
dataをwipeしてしまうと、初期設定からやり直しだが、アプリのデータは復元できるのでそれほど困ることもない。
そして、systemとdataをwipeすれば画面の設定問題なくできるようになったので解決した。
ちなみに、dataとは端末の『設定』やホーム画面、アプリが全て消されるだけで、画像や動画などのデータは消されないので安心してほしい。
大きな問題はないが、なぜか画面設定が上手く行かない部分がある。不具合か、入れ方の問題か。次回のアップデートまで待とうと思う。
ここでわかる、追加で入れたのはAccAとAdGuardのみ。
こんな感じでこちらも慣れていればそれほど難しくなく入れることが出来る。
気分転換に、いろんなカスタムROMを入れたりAndroid公式のGSIを入れたりすると楽しめるかもしれない。
今回は見送ったが、Android10の時代にメインで使っていたDerpFestも、ZenfoneMAXProM1に入れてみたのでその話も次回書こうと思う。
Android12betaをProject Treble対応端末に入れた話からのAICP16.1にした話 その2 は
おわり