前回↓に引き続いて、Essential Phone PH-1にcrDroidを入れる話。
Essential PhoneにAndroid12.1 crDroidGSIを入れる話 その1 - Gadget&LifeStyle Blog
前回はEssential PhoneにGSIのcrDroidが入れられるという話を書いた。今回は、実際に入れてみてその後どうしたか、という話。
- crDroid入れたけど、結局どうなった?
- Essential Phoneに入れることが出来たGSI
- crDroid!キミに決めた!
- GSIにMagiskってどうやって入れる?
- ついでにGappsもMagisk経由で
- これで完成!Gappsが使えて何も困らないcrDroidGSI!
- まだまだ使えるEssential Phone
crDroid入れたけど、結局どうなった?
GSIを入れるということだったので、Essential PhoneでなくてもProject Treble対応の端末なら入れられるかもしれないものであるが、今回もEssential Phoneに実際に入れることが出来たGSIカスタムROMの話をしていく。
というのも、crDroidの他にも、入れることが出来るカスタムROMがいくつかあったからだ。
Essential Phoneに入れることが出来たGSI
前回と同じように、この中から選ぶ↓ もちろん、今回はAndroid12(L)の中から選択した。
Generic System Image (GSI) List · phhusson/treble_experimentations Wiki · GitHub
この中から入れられたのは試しただけで
crDroid
Xdroid
Spark OS
Cherish OS
だった。そしておそらく、
ArrowOS
もcrDroidとメンテナが同じなので入れることが出来ると思う。
いくつか入れられた中で、結局crDroidを選んだ。
その理由は、いつも使っていて馴れていたということもあるが、他のカスタムROMではあまり面白くないと思ったからだ。
特にCherishはカラフルで良かったし、Sparkも最初に使ってみたときよりも多くのカスタムが出来るようになっていたのでどちらも試してみて欲しい。
xdroidは設定画面がほぼ英語で、雰囲気も好きではなかったので選択肢から外れた。
crDroid!キミに決めた!
いつものcrDroidで落ち着いてしまうのは面白くないと言えば面白くないが、私のEssential Phoneの使い方は特に面白みを求めていない使い方しかしないので重いカスタムROMを入れたくなかった。
ということで、crDroidの中でも一番軽いbvNを入れることにした。
Gsi_projects - Browse /v415-Sep/crDroid-8.9 at SourceForge.net
※bvNとは、Systemがab2つに分けられており、Vanilla(Gapps無しという意味)で標準でroot化されていないという意味
もちろん、Magiskは入れたいし、Gappsも入れたい。
ということで、root化する。
GSIにMagiskってどうやって入れる?
Magiskを入れるには、boot.imgが必要になる。しかし、GSIのファイルにはboot.imgがない。
ということでどうしたもんかと思っていたのだが、Android12を入れるためにboot.imgを一度書き込んだではないか!と思ってそのファイルをMagiskでパッチしてfastbootモードで書き込んだら上手くいった。
Magiskはここからダウンロード↓
GitHub - topjohnwu/Magisk: The Magic Mask for Android
コマンドは
adb reboot bootloader
fastboot flash boot magisk_patched-25200_○○○○.img (○ところは変わる)
fastboot reboot
でOK
これで問題なくMagiskが動く。
ついでにGappsもMagisk経由で
そして、GappsはMagiskGappsが使えるのでダウンロードして、Magiskのモジュール、ストレージからインストールで書き込んで再起動。
MagiskGApps - Browse /android-12L-ALPHA/V.0.1 at SourceForge.net
私はいらないGoogleアプリを入れたくないので、いつもどおりcoreを使っている。
これで完成!Gappsが使えて何も困らないcrDroidGSI!
ここまでくれば、もう何も問題ない。普通に使えるようになった。
あとは毎月のアップデートだが、それも入れたときと同じようにfastboot経由で出来る。アップデートするとMagiskが使えなくなるので、アップデートと同時にパッチしたbootファイルを焼く必要がある。
ちなみに、povoのSIMでも問題なく通話・通信できる。そういう意味でも、日常生活で困ることはない。
まだまだ使えるEssential Phone
Essential Phoneは、専用のカスタムROMがどんどん減ってきているが、GSIがしっかりと使えることがわかったのでこれからも安心して使える。
しかし、今のところAndroid13が使えるわけではないので、それだけは待ちになるだろうと思う。
ということで、Essential PhoneにAndroid12.1 crDroidGSIを入れる話 は
たぶんまだ続く