crDroid7.0に使えるAndroid11対応のRecoveryの入れ方を追記しようとしたが、あまりにも面倒なので、この記事ではだいたいの手順だけを追記することにした。
これで意味がわからない方は、今回のAndroid11アップデートは諦めたほうが良いと思う。質問等は可。質問したい方は具体的にどこがどう進まないか書いて欲しい。私自身も、よくわかっていなかったので。
また、この入れ方はEvolutionXのAndroid11版も全く同じ手順で入れる事ができる。
さて、待ちに待った(?)Android11ベースのカスタムROMが来た。
Xiaomi Mi9T Proにはすでに存在していたが、(たぶんすぐにアップデートするなら)VendorをRedmi20Proに書き換えないといけない雰囲気だったので見送った。
そして、まさかのZenfoneMAXProM1にAndroid11ベースのものがすでに存在していたがわかった。
ということで、今回は
crDroid7.0をZenfoneMAXProM1に入れる。
いつものように、全て自己責任でおこなうこと。
ちなみに、crDroid7.0を入れてもそれほど不具合はない。
Android11に対応していないアプリが上手く動かない可能性はある。
今のところわかっているのは、BraveとDerpFestLauncherはすぐにフリーズするということだ。
前提
ZenfoneMAXProM1 が ブートローダーアンロック済、TWRPが入っている状態 で PC は adb設定済
という条件で 話を進める。この状態から、TWRPのままでもcrDroid7.0は焼くことが出来る。ただし、次回アップデートでどうなるかはわからない。
また追加で、PitchBlack Recovery Projectの入れ方、固定化を簡単に書くことにする。
TWRPやPCのadb設定などがまだ設定が済んでいない方はここから↓
ダウンロードするもの
crDroidのページ↓か下のURLから
CRDROID 7
をクリックし、
ZenfoneMAXProM1 のDOWNLOAD DETAILS
をクリック、
crDroid最新版 (このURLはそのうち古くなる)
Gapps
https://sourceforge.net/projects/nikgapps/files/Releases/NikGapps-R/10-Oct-2020/
※wellbeingを入れたければomni以上を選ぶこと。coreはPlayStoreしか入らないようだ。
Recovery (このURLはそのうち古くなる)
https://sourceforge.net/projects/pbrp/files/X00T/PBRP-X00T-3.0.0-20200730-0649-OFFICIAL.zip/download
Recovery固定化ファイル
https://sourceforge.net/projects/pbrp/files/latest/download
をダウンロードする。
まずはPitchBlack Recovery Projectを入れる
crDroid7.0を入れ、安定的に使いたいならまずはRecoveryであるPitchBlack Recovery Projectを入れなければならない。
PitchBlack Recovery Projectの入れ方だが、ダウンロードしたものがzipファイルなのでまず解凍しなければならない。
解凍したら、ファイルの中にTWRPというフォルダがあるのでそのフォルダにある
recovery.img
というファイルを見つける。というかrecovery.imgしか入っていないのでそれなのだが。
このrecovery.imgをコマンドプロンプトが認識するフォルダに移動する。
次にZenfoneMAXProM1をfastbootモードで立ち上げてコマンドプロンプトから
$ fastboot flash recovery recovery.img
と打つ。
するとRecoveryが書き込まれる。
次に、ZenfoneMAXProM1はfastbootモードのままで、固定化ファイルも解凍し、解凍された固定化ファイルのフォルダに、先程解凍したPitchBlack Recovery Projectのファイルを入れた上で、pbinstaller.batを開く。
なにかキーを押してくださいと出るのでキーボードをどのボタンでもいいので押す。
勝手に書き込まれてRecoveryが固定化される。
$ fastboot reboot recovery
すると、PitchBlack Recovery Projectが立ち上がるはずだ。
crDroid7.0を焼く
Recoveryが立ち上がったら、TWRPと同じように、
$ adb shell twrp wipe data
$ adb shell twrp wipe system
$ adb shell twrp sideload
$ adb sideload crDroidAndroid-11.0-20201023-X00TD-v7.0.zip
※最新版を入れること
ここで赤文字が出てエラーかと思うのだが、結局うまく焼けているので気にしないで良いと思う。原因は不明。
$ adb shell twrp sideload
$ adb sideload NikGapps-core-arm64-11-20200926-signed.zip
※最新版を入れること Wellbeingが入れたければomni以上を選ぶこと。
$ adb reboot
でcrDroid7.0が立ち上がる。
Recoveryが固定化されたか確かめるために、開発者向けオプションでUSBデバックが有効になっていることを確認し、Recoveryを立ち上げてみる。
先ほどと同じようにPitchBlack Recovery Projectが立ち上がれば全て成功、というわけだ。
普通にcrDroid7.0が使える。
ただ、万が一ここで上手くPitchBlack Recovery Projectが立ち上がらなかった場合は、もう一度fastbootモードに入り、先ほどと同じように解凍した固定化ファイルに、解凍したPitchBlack Recovery Projectのファイルを入れた上で、pbinstaller.batを開く。
※なぜか一度やるとrecovery.imgが消えるのでもう一度PitchBlack Recovery Projectを解凍しなおして入れておくこと(詳細は不明)。
なにかキーを押してくださいと出るのでキーボードをどのボタンでもいいので押す。
勝手に書き込まれて、今度こそRecoveryが固定化される(はず)。
fastboot rebootでcrDroid7.0を立ち上げ、もう一度Recoveryに戻ってPitchBlack Recovery Projectが立ち上がるか確認する。
これでダメなら、なにかが間違っている。
Recovery固定を確認し、安心したらもう一度起動
crDroidの起動画面が立ち上がり、Android11が体験できるようになる。
このcrDroid7.0は、前に試した事がある6.0とは違い、RakutenMobileが使えるようになっていた。
もちろんRakuten Linkも使える。なので無料で電話もSMSもできる。
以下スクショ
ということで、上手くいったらAndroid10とAndroid11の違いを楽しんで欲しい。
操作感に違いはないが、電源OFFのボタンなどが変わっていたりして地味に面白い。
そして、位置情報が今だけ許可、という選択肢が出来たことも嬉しい。
入れてみて損はないので、ZenfoneMAXProM1が空いていたらぜひ入れてみると良いと思う。
あと、最後に重要なことかもしれないので書いておくが、新たにcrDroid7.0を入れるとRecoveryの固定化をまたやらなければいけないらしい。これも詳細は不明。
ZenfoneMAXProM1にcrDroid7.0(Android11)を入れる話 は
おわり
どうにもわからない方は質問、もしくは今回は諦めてね。そのうちもう少し簡単に入れられるようになるはずなので。
EvolutionXのAndroid11版はこちら↓ 即ダウンロードリンク
こちらも調子が良いかどうかはイマイチわからない。手順はcrDroid7.0と一緒。