今回は、SIMが入らないタブレットのブートローダーアンロック(以下BLU)のやり方を記事にまとめたい。
先日、XiaomiPad6を購入し、BLU後にcrDroidを導入した。
今まで一度もXiaomiのBLUについては記事にしてこなかったので、ここでまとめておきたい。
今回は、モバイル通信ができない端末専用なので、モバイル通信が出来るスマートフォンよりも簡単にBLUすることが出来る。
この記事はXiaomiタブレットをBLUするための記事なので、すべての責任はご自身で取るように。全ての段階において、またBLU後にPC,タブレットなどの端末が壊れてもこちらで責任は負えないので十分に注意して欲しい。
- 思い立ったが吉日!すぐにBLU手続きを始めよう!
- BLUの準備
- XiaomiBLU最初の手続き
- 1週間の禁錮期間の過ごし方
- 1週間経ったらBLU本番!
- BLU完了!
- おまけ crDroidを入れてからGeekbench6で測定したスコア
思い立ったが吉日!すぐにBLU手続きを始めよう!
今回使うのは、
・PC(筆者はWindows10HOME)
・Xiaomiタブレット(筆者はXiaomi Pad 6)
・USBケーブル(タブレット付属の物で問題ない)
・1週間耐えきる心持ち(暇)
Xiaomiのbootloader unlockには、最低でも待つ時間が1週間かかってしまう。なのでカスタムROMが入れたい!euROMが入れたい(Xiaomiタブレットは今現在euROMはないらしいが)!Magiskでroot化したい!と思ったら、とりあえず手続きをしてしまった方がいい。もし気が変わったら、止めればいいだけだからだ。
ということで、まずはXiaomiのアカウントを作成する。
こちらから↓
最終的に電話番号での認証が必要となるので、準備をしておいた方がいい。
アカウントを作成したら、このアカウントでXiaomiタブレット(今回の私はXiaomi Pad6)にログインする。
+81を選択し、先ほど登録した電話番号とパスワードを入力してログインする。
これでいつでもBLUの準備を始められる状態となった。
BLUの準備
次に、Xiaomiタブレットの設定→デバイス情報→MIUIバージョンを連続タップし『デベロッパーオプション』を表示させる。
次に、設定→追加設定→開発者向けオプションを開き『OEMロック解除』をONにする。
開発者向けオプションの画面で『USBデバック』もONにする。この時、警告画面が出て、10秒待つことになるが出るが、OKを選択する。
この2つをONにしたら『Mi アンロック状態』を選択し、端末をMiアカウントと関連付ける。
次にPCでこのサイトにアクセスし『Mi Unlock』をダウンロードし、解凍後好きな場所に開く。
MiUnlock↓
Apply for permissions to unlock Mi devices
※最新版でないとBLU出来ないらしい。今回、168時間待ちの表示が出たのは旧版でも出来たのだが、1週間後のBLU本番では最新版でないとBLUが出来なかった
開いたら、注意事項が出るので『Agree』を選択し、先ほど作成したMiアカウントにこちらもログインする。
全ての準備が完了したら、XiaomiタブレットをFastbootモードで起動する。
再起動を選択し、音量小ボタンを押していればFastbootモードで起動させることが出来る、
XiaomiBLU最初の手続き
PCとXiaomiタブレットをUSBケーブルで繋ぎ、PCのコマンドプロンプトで
adb devices
と入力すると、タブレットの方でこのPCと接続してもいいですか?的なことを聞かれるので接続する。
先ほどのMiUnlock(batch_unlock.exe)を開きもし接続されていなければRefreshを選択、PC画面上にタブレットの情報が表示されていれば無事に接続出来ている。
今の状態は『Locked』となっているはずなので下にある『Unlock』をクリックする。
数秒であと168時間待てと表示されるはずなので、USBケーブルを抜いてタブレットは電源ボタン長押しで起動し直し、OC側はMiUnlockを閉じて168時間待つことになる。
この間に、端末を探す『Find Device』と、『Xiaomi Sync』をOFFにしておく必要がある。これをOFFにしておかないと、BLU時に面倒なことになるためだ。
1週間の禁錮期間の過ごし方
何も出来ない1週間は、結構長く感じられる。筆者の場合は、カスタムROMを入れる前提でXiaomi端末を購入しているので、最初の1週間は本当に何もすることが出来ない。しかも、BLU前に保存していたデータはBLUのときに全部削除されてしまうため、ここで何かをしてもバックアップをしない限り残らない。
とにかくやることがないので、Geekbench6でスコアを測ったりしているくらいで、何もしなくても特に問題ないらしい。
座して待つ、ただそれだけの期間になる方も多いだろう。
もし、今まで使っていたXiaomiタブレットをBLUする場合は、この期間にバックアップをしっかり取るべきだ。
1週間経ったらBLU本番!
やっと168時間が終わったら、最初のときと同じようにXiaomiタブレットをFastbootモードに、PCでMiUnlockを開いてUSBケーブルをタブレットとPCに接続し、Unlockを押すことになる。このUnlockを押した瞬間にタブレット内のデータは消されるので、その前に残したいデータはバックアップをしておかなければならない。
Unlockには数分かかるが、USBケーブルを挿したままにしておけば勝手にMIUIが再起動するので、初期設定を済ませ、最初のときと同じように開発者向けオプションを有効にしてUSBデバックをONにする。
その時、OEMロックは既に解除されています、という表示があれば問題なくBLUが出来ている。
BLU完了!
あとは自分が好きなカスタムROMを入れるもよし、Magiskでのroot化を楽しむもよし、今までよりもXiaomiタブレットを自由に開発できる。
個人的にはカスタムROMはcrDroidがお勧めで、実際に今XiaomiPad6(pipa)にはofficialのカスタムROMはcrDroid10.0(Android14)しか存在しないものと思われる。
また、今現在ではPad 6にはeuROMも存在しないらしい。
恐らくこれから他のカスタムROMも出てくると思われるし、現段階でLineageOSのUnofficialも存在している。
とにかくBLUを済ませておかないと何にもならないので、早めに手続を完了し、BLUをしておいたほうがあとあと自由に遊べるようになる。
おまけ crDroidを入れてからGeekbench6で測定したスコア
MIUIで測定したGeekbench6スコアとcrDroidで測定したスコア、crDroidで測定したほうがスコアが良くなっていた。
MIUIのときは、
Single:1301 Multi:3332
だった。
恐らくMIUIよりもcrDroidの方が軽く、良いスコアが出たと思われる。
Xiaomi Pad6はSnapdragon870を搭載し、筆者のPad6は6GBを選択した。
筆者はPad6の他にも、Snapdragon870を積んだRedmiK40を2台所有している(こちらも6GB)が、Pad6の方がスコアが良かった。
もちろん、RedmiK40もcrDroidを入れてすぐに測定しているため、条件は変わらない。
ちなみに、RedmiK40の2台もそれぞれスコアが違うので、完全にSoCの個体差で10%くらいはスコアの違いが出る事がわかっている。
SoCの当たり外れも、バッテリー容量の当たり外れも、全ては運だ。今回このXiaomiPad6はAmazonのBlackFridaySALEでの購入だったが、SoCは当たり、バッテリー容量はハズレだったと思われる。
セールの時はあまり良いものでないことが多いような気もするが、今回はとても良いSoCに当たった。
やはり全ては運なのかもしれない。
XiaomiタブレットのBootloader Unlock方法の話 は
おわり
#XiaomiPad6
#XiaomiPad
#Xiaomi
#XiaomiBLU
#BLU
#Xiaomiタブレット
#XiaomiTablet
#シャオミ
#シャオミパッド6
#シャオミパッド6
#シャオミパッド
#シャオミタブレット
#Pad6
#Pad
#Pad5
#Pad4
#bootloaderunlock
#bootloader
#ブートローダーアンロック
#アンロック
#開発者向けオプション
#Fastbootモード
#Fastboot
#カスタムROM
#crDroid
#euROM
#CustomROM
#ROM
#Geekbench
#Geekbench6