Pixel Experienceとは、このPixeExperienceに対応したスマートフォンをPixelシリーズと全く同じ操作感で使用できるようにするための、Android用カスタムROMだ。
ZenfoneMAXProM1に関してのみの話にはなるが、ASUSが配信しているAndroid10β版よりも、このPixelExperienceのAndroid10の方が安定して動く。どちらも試してみた私がそう思うのだから、間違いない。
対応機種はこちらで↓
PixelExperience
お気づきの方も多いだろうが、要するにLineageOSと同じようなもの。Lineage OSを入れたことがある方は『いつもの』TWRPがあれば簡単にPixelExperienceも入れることが出来る。
さて、今回もPixelExperienceの入れ方を書いておこうと思う。
いつものお約束だが、全て自己責任で行う事となるので、気をつけて欲しい。メーカーからの端末保証は一切なくなる。
PixelExperienceを入れる前の設定
今回は、Zenfone MAX Pro M1がブートローダーがアンロックされていて、なおかつTWRPがrecoveryに設定されているという前提で書くことにする。
それらの設定がされていない場合は、こちらを参照して欲しい↓
PixelExperienceをZenfoneMAXProM1に(他端末でも手順は同じ)
まずは、必要ファイルのダウンロード。Android10をダウンロードすればこれからもサポートが有るようだ。
ちなみに、Googleアプリはこの中に含まれているので、別でダウンロードする必要はない。
指紋認証や画面ロック等を全て解除する。また、必要があれば端末のバックアップを。
バックアップは、
設定→システム→バックアップ
でのGoogleバックアップがかなり便利なので、使ってみてもいいと思う。
準備ができたら、開発者向けオプションからUSBデバックをONにして
PCのコマンドプロンプトを開き、
fastboot reboot recovery
TWRPが立ち上がったら(ここでシステム等のバックアップをとっておくと、何かあったときに復活できる)
adb shell twrp wipe data
adb shell twrp wipe system
adb reboot recovery
TWRPが再び起動したら
adb shell twrp sideload
adb sideload PixelExperience_X00TD-10.0-20200215-0448-OFFICIAL.zip
↑今現在の最新版。更新されたら常に最新のものをダウンロードて欲しい。
adb reboot
で、PixelExperienceが起動するはずだ(白い画面がやたらと眩しい)
手順とは関係ない話だが、今回のzipファイル、名前が長すぎると思わなかっただろうか。面倒なので、勝手に名前を短くしても、当然焼くことが出来るので、短くしてもいいと思う。
個人的には
PixelExperience_X00TD-20200215.zip
にしてみた。短くしたら、コマンドプロンプトにも同じように打ち込めば全く問題は起こらない。PixelExperienceだということと、端末、日付のみあれば今後も困ることがないので、ここまで短くした。
Pixel Experienceを使ってみて
数時間使ってみたが、このカスタムROMに不具合が見つからない。
例えば、LineageOSでは動かなかったUFJ銀行のアプリやGoogle Payのアプリもなんの問題もなく動いたし問題なく使うことが出来る。
ASUSのAndroid10β版を使うくらいなら、こちらを使ったほうが精神衛生上良いと思われる。
ただ、LineageOSと違って、権限をアプリごとに細かく設定する事はできない。というか、ZenfoneMAXProM1でPixelExperienceを使っていると、これこそがAndroid10純正と思えてしまうほどだ。ある意味では面白みはないし、ZenfoneMAXProM1で使う分にはどうということはない。
とはいえ、ZenfoneMAXProM1がほぼPureAndroidだからこそそう思うだけで、他の独自UI端末からしたらPureAndroidに出来ることは重要なのだろうなとは思った。
かなり前から気になっていた、Xiaomi Mi 9T ProもXperia1も、このPixelExperienceに対応しているので、いつか買うことになったら、即刻PixelExperienceを入れようと思う。MIUIやXperiaのUIとPixelExperienceは全然違うんだろうと思う。
対応端末を確認して、実感してみて欲しい。
PixelExperienceの記事は
つづく