今回はAndroidのカスタムROMで、LineageOSから派生した/e/をEssentialPhoneに焼いてみた話だ。
今回も、全て自己責任になるので注意して欲しい。しかも、この/e/はLineageOSやPixelExperienceのように。OSとして安定してないので、試しに入れてみるだけ、程度に思っていたほうが良いと思う。
この/e/はLineageOSをベースにしているので元はAndroid 9 Pieとなっている。
/e/公式サイト
EssentialPhonePH-1用の/e/はこちらから↓
https://images.ecloud.global/dev/mata/
その他対応機種はこちらから確認↓
https://doc.e.foundation/devices/
この/e/は、Googleのサービスを一切使わずにスマートフォンを利用するものである。
ということで、LineageOSで使っていたGappsも入れない。
なので、Playストアも入らない。
LineageOSではGappsを入れない場合、全く何にも使えないスマートフォンになってしまったので、少々ビビりながら入れてみた。
LineageOSを入れたときの復習はこちらから。基本と教訓は全てここに↓
- adbとfastbootの入れ方
- ブートローダーアンロックのやり方
- /e/を入れる
- /e/まとめ
- ファイル名が長いときは
- /e/の焼き方 cmdスクリーンショット(わかる人はここだけ見て)とストックROMへの戻し方
さて、いつもと同じように、PCへのadb等のセットアップと、端末のブートローダーアンロックを済ませておいて欲しい。
記事はこちら↓
adbとfastbootの入れ方
ブートローダーアンロックのやり方
/e/を入れる
ブートローダーアンロック後、fastbootモードからでも通常起動モードからでも
$ adb reboot bootloader
$ fastboot flash boot_a twrp-3.2.3-0-mata.img
$ fastboot flash boot_b twrp-3.2.3-0-mata.img
でTWRPのインストール。
$ fastboot reboot recovery
TWRPが起動するので、いったんPCとつないであるUSBケーブルを外してマウスをつなぎ、画面ロックを解除して、Settingをクリック、画面表示時間のところへ行って、画面消さない設定、その下の明るさバーを一番暗くしておくとさらに良いと思う。
マウスを外してPCとUSBケーブルをつないで
$ adb shell twrp wipe data
$ adb shell twrp wipe system
/e/を焼く
ここから先、LineageOSと同じでコマンドプロンプトでなぜか47%までしか進まないのにインストール完了って出ることがあるんだけど、それでもちゃんと焼けてるので、大丈夫(理由は不明)。
$ adb shell twrp sideload
$ adb sideload e-0.7-p-2020030644075-dev-mata.zip
↑当然その時の最新の物を焼いてね
※他記事から来た場合はここで元の記事に戻ること
$ adb reboot
で/e/が立ち上がる。
/e/まとめ
無事、/e/は立ち上がっただろうか。焼き方は、基本的にどのカスタムROMも同じなのでそれほど難しくはなかったはずだ。
さて、この/e/は使ってみるとそれほど悪いカスタムROMではないような気がしてくる。設定はほとんどLineageOSと変わらないし、Playストアが無くても『Apps』というところからAndroidと同じアプリをたいてい使える。
一つだけ困ったのが、GPSが今自分のいる場所から数十キロ離れた場所になっていることだった。ここだけが惜しい。
また、ホーム画面が完全にiPhoneのような画面になっているので、ウィジェットも使えない気がする。それに関しても個人的には残念だった。
完全にiPhoneと同じ動きをする…orz
ということで、先日ZenfoneMAXProM1に入れたDerpFestのLauncherを入れてみたら、こんな感じで使いやすいホーム表示に出来たのでこれがオススメ↓
一番下のGoogle検索は当然使えないから、後からこの下のバーは消した。
こんな感じに出来るLauncherはこちらからダウンロード↓
入れる前は、どれほど使いにくいカスタムROMかと思っていたのだが、入れてみたらわりと使えるじゃないかという印象に変わった。特に、Launcherを変えてからは。
Google使いたくないなら、わりとオススメなカスタムROMである可能性もある。
ファイル名が長いときは
どうでもいい話だけど、今回は/e/のファイル名が長すぎて面倒だったので、
e20200306.zip
に名前を変更して焼いた。
名前を変更したら当然焼くときも
$ adb sideload e20200306.zip
とするように。わかってると思うけど。
という、どうでもいい話。でも、ラクすることも大切。
/e/の焼き方 cmdスクリーンショット(わかる人はここだけ見て)とストックROMへの戻し方
/e/が飽きてストックROMに戻したい場合はこちら↓(Factory Imageを焼く)
Essential Phone PH-1 にカスタムROM /e/を入れてみた話は
おわり