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RedmiNote10Proの弱みはここだ!ユーザーさえ気が付かない数字に出ない弱点

結局、Redmi Note 10 Proは手放した。
理由はこの記事で↓
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今回、新たにXiaomi Redmi Note 10 Proを購入した。
このスマホ、私自身が過去に書いた『理想のスマートフォン』にかなり当てはまる端末だと気がついたからだ。

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画面が大きい
バッテリーサイズも大きい
SoCもまぁ不満のないスペック

誰でもわかる不満があるとすれば、おサイフケータイが使えないことと、5Gに対応していないことくらいだろうか。もっと言えば、パンチホールがどうにも無理という方もいるかもしれない。私自身もパンチホールに関してはそうだった。

でも、このRedmiNote10Proの弱点は、そんな誰が見てもわかるような部分では無かった。
では、それは一体何だったのか。

RedmiNote10Proの優秀さ

この端末、ほとんど文句がないレベルに作り上げられている。
もちろん、デカいスマホが無理だとか、重いスマホは絶対に持てない、という方からしたらこのスマホを選ぶ理由にはならないだろう。

しかし、画面はデカい、バッテリーも大きい、しかもOLED、当然Type-C、充電速度も早め、カスタムROMもまぁそれなりに選べる、リフレッシュレートも120Hzに出来る、Bandも11,21,42という無くても構わないBandだけが対応していないだけ、その割に重すぎない、カメラの性能も悪くない、microSDも使えるしそれプラスSIMを2枚もDSDVで使える。とこんな感じでそれでも選ばない理由は何ですか?と聴きたくなるくらい性能が良い。


しかも価格は34,800円が定価で、OCNモバイルONEなら1年電話回線で契約しても20,000円あればおつりが来る価格だった。今はOCNでは売り切れで購入できないが。


こんな安くて良い端末が過去にあっただろうか。少なくとも、私は知らない(だから買った)(とはいえ結局手放したが)。

※先に書いた記事の中で私のスマートフォンを選ぶ条件の中に、画面内にパンチホールやノッチがないこと、という条件があったが、このRedmi Note 10 Proを使ってみると、それほど気になるものではなかった。というか、ディスプレイ自体が縦長なので、パンチホールが邪魔になるほど視界に入りこまなかった。全画面表示にすれば気になるだろうが、そういう使い方をほとんどしない私には関係のないことだ。

では、RedmiNote10Proの弱みは?

最初にも書いたが、このRedmiNote10Proは5Gに対応していない。
通常スマートフォンを買ったら2年くらいは使うだろうが、あと2年間5Gナシで生活できるだろうか。恐らく、家の外で動画を見たいという人はこのスマホを選ぶのは考え直したほうが良いかもしれない。特に、すでに生活圏が5Gの電波の範囲内の人は。


そしてその上、おサイフケータイが絶対に使いたい人も、無理だ。


この2点は、買う前からハッキリとわかっていることであり、それが無理ならすぐにやめるべきである。

そして、世の中に存在する全ての製品は、使ってみなくなちゃわからない、という『数字には絶対に現れない品質』的なものが必ず存在する。

このRedmi Note 10 Proにとっての、その弱点は何なのか。

私が今まで使ってきたスマートフォンたち

RedmiNote10Proの【見た目ではわからない弱点】を指摘する前に、私自身が過去に使ってきたスマートフォンの話をしたい。その理由は、今まで使っているスマートフォンとRedmiNote10Proを比べることで、RedmiNote10Proの弱点が浮かび上がってきたからだ。

一応、最近まで使っている(使っていた)スマートフォンを挙げてみると

Essential Phone PH-1
ASUS ZenFone MAX Pro M1
Black Shark 2
Xiaomi Mi 9T
Xiaomi Mi 9T Pro

である。
この5台は、それぞれ画面の大きさもバッテリー容量も充電端子もSoCも様々だ。

スマートフォンを手に入れて、私がいつも気になるのは、充電時の端末の様子が端末ごとに大きく異なることだ。
というのは、充電する時に全く同じ環境で充電しているのにバッテリーの温度がそれぞれ全然違うのだ。

私は、EssentialPhoneの純正充電器で全ての端末を充電している。そして、空気清浄機が上向きに風を出しているので、そこで空冷している。また、端末はroot化しているので、バッテリー温度が25℃台以下になったら充電を開始して26℃でストップさせている。
25℃以下で充電するのは、バッテリーの受電時は、25℃を超えてくるとバッテリーの劣化が激しくなると言われているからである。なので、理想を言えば24℃台までで充電するということだ。


バッテリーに関して詳しく書いた記事はこちら↓
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ちなみに、空冷をすると最大で室温まではバッテリー温度が下がる。
ただし、このやり方は最悪の場合スマートフォン内部が結露する可能性があるのでオススメはしない。

とにかくこのように、全く同じ場所で、同じ充電器で横に並べて充電しても、バッテリー温度が下がるものと全然下がらないものがあった。


まずは端末ごとにバッテリー温度を比べた結果を以下に記す。
もちろん、空冷してこの温度という意味である。

充電時のバッテリー温度

バッテリー温度が下がりやすい端末 充電時、バッテリー温度25℃設定で充電が出来る
BlackShark2:最も冷えた
XiaomiMi9TPro:結構冷えた

バッテリー温度がそれなりに下がる端末 充電時、バッテリー温度26℃設定でなんとか充電が出来る
XiaomiMi9T:まぁ冷えている程度

バッテリー温度がなかなか下がらない端末 充電時、バッテリー温度27℃設定で充電が出来る
RedmiNote10Pro:冷えが悪い

バッテリー温度があまり下がらない端末 充電時、バッテリー温度30℃くらいになる
EssentialPhonePH-1:なかなか冷えない
※この温度は夏の場合。冬は、バッテリー温度が下がりすぎて逆に電池に負担をかける

バッテリー温度が全然下がらない端末 充電時、バッテリー温度が30℃以上になるときもある
ZenFoneMAXProM1:全く冷えない


おわかりいただけただろうか。
そして、私はこのスマートフォン(RedmiNote10Pro)を使ってみて、この端末の弱点を知った。

このRedmiNote10Proは、空冷してもなかなか冷えない。

それは、SoCもバッテリーも、両方だ。

そして、冷える端末は、比較的新しく、性能のいいSoCを積んでいる。
特にBlackShark2はゲーム用スマートフォンなので、冷却は生命線と言えるだろう。

Essential Phoneは、当時としてはハイエンドのSnapdragon835を積んでいたが、素材が良くなかった。チタンとセラミックは、夏は意外に冷えない割に冬は冷えすぎてしまう。

Mi9TとMi9TProはSoCが違うだけと見せかけて、冷却性能も実は違う。明らかにSnapdragon855を積んでいるMi9TProの方が冷える。

ZenFoneMAXProM1は、バッテリー容量が大きく5,000mAhも積んでいるが、SoC性能がそれほどでもないので冷却効率はあまり考えられていないようだ。



このように、バッテリー充電を厳格に温度管理している私でさえ、こうなってしまうのだ。

では、温度管理をせずに、ただ単にRedmiNote10Proを充電しているだけの場合、バッテリー温度はどうなるだろうか。

試してみなくても、結果は火を見るよりも明らかだ。

RedmiNote10Proの純正の急速充電器でバッテリーの温度は即急上昇し、すぐにバッテリーを痛めることになる。
実用で35℃程度にはなってしまうので、そこから充電を始めれば40℃もすぐ間近だ。

その結果、バッテリー充電容量は減り、せっかくの5,020mAhもあったはずのバッテリーがすぐにダメになってしまう。


これこそが、数字には絶対に現れない、最も恐ろしいところだ。

なかなか気が付かない弱点

私はこのRedmiNote10Proを買う前にいろんなレビューサイトを見てきたが、このことを書いているサイトは見つけることは出来なかった。
確かにこのRedmi Note 10 Proは安価なスマートフォンだが、安いスマホを買って、バッテリーが劣化して使えなくなったら買い換える、という選択は、環境には優しくない。

バッテリーを作るたびに、どれだけ地球環境を汚しているのかを考えたら、こういうことも少しは考えた方が良いと思った。

もしかしたら、レジ袋を持参したり紙ストローを使うことよりも、バッテリーに使われる資源を大切にすることのほうが大切かもしれないからだ。

買ってしまったのであれば、なんとか冷却して充電するしか無い。
悪くない端末なので、選ぶなとは言わないし私はもう1台買おうかとさえ思っているが、数字には絶対に現れない隠れたデメリットがあることも、忘れないでほしいと思った。

今回のまとめ

バッテリー(とSoC)冷却性能が高いのは、比較的高性能なSoCを持つ端末で、さらに言えばゲーム用スマートフォンは更に良い。
そのスマートフォンの紹介で冷却性能に触れられている端末は、比較的冷却性能が高い。

冷却性能が高いと、バッテリー劣化が抑えられるので、端末を長く使ってもバッテリー容量が少なくなりにくい。
端末を長く使うことは、スマートフォンを頻繁に買い換えずに済むようになるため、環境にも優しいし、バッテリー関連のストレスにもなりにくい。


安価なスマホを選ぶときには、数字には現れないリスクが大きくなるということも忘れてはならない。





RedmiNote10Proの弱み は







おわり








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