今回は、そろそろカスタムROMの選択肢も少なくなってきたXiaomi Mi9TにAndroid12.1のriceDroidを入れる話だ。
今回の記事は、前半はMi9Tの話、後半はriceDroidの話(全riceDroid対応機種で同じ)とする。
Mi9T専用のカスタムROMは今、どうなっているのか
Mi9Tは2019年6月発売なので、もう3年前の端末である。
公式サポートは昨年までで終了しているらしく、セキュリティパッチを更新していくにはカスタムROMしか選択肢はない。
しかし、有名所のカスタムROMであるcrDroidは6月以降更新されていない
8月6日にcrDroidは更新されていたが、AICPも7月で終わっている。dotOSも停止されているのは意外だった。
そして、UnofficialのEvolutionXも6月で一旦(?)停止されている。
残るのはArrowOSくらいで、めぼしいofficialカスタムROMはなくなってしまった。
※現時点(2022/08/04)でMi9T用に更新されている残りのofficialカスタムROM
PixelOS
SparkOS
SparkOS - Browse /davinci at SourceForge.net
XPerience
The XPerience Project [Mi 9T- Davinci] - pling.com
NamelessAOSP
DavinciCodeOS
Releases · DavinciCodeOS/Cathedra · GitHub
Potato Open Sauce Project
Releases · PotatoDevices/device_xiaomi_davinci · GitHub
crDroid
crDroid Android - Browse /davinci/8.x at SourceForge.net
筆者調べ
Unofficialは他にもあり。
Mi9T用Unofficial riceDroid
今回、Mi9T用のriceDroidにはGapps版(Pixel版)とVanilla版があったので、筆者はVanilla版にNikGapps(core)を入れてPlayストアを導入した。
Pixel版が嫌だったのは、面倒なGoogleアプリが大量に入っているのを嫌ったこと、Pixelの初期設定がかなり面倒なためだ。
Gapps
riceDroid-12.1-2022072918-davinci-v3.5-PIXEL.zip - Google ドライブ
Vanilla
riceDroid-12.1-2022073016-davinci-v3.5-VANILLA.zip - Google ドライブ
NikGapps
NikGapps - Browse /Releases/NikGapps-SL/09-Jul-2022 at SourceForge.net
※riceDroid(davinci)は無事にNikGappsが使えた。
以上でMi9Tの話は終了。
riceDroidとは (ここからriceDroid全体の話)
riceDroidは、今のところ公式サイトも無く、githubにページがあるのみのカスタムROMだ。
かなり新しいカスタムROMのようで、私もRedmi K40に一度入れたことがあるだけで、今のところ馴染みのカスタムROM、という印象は全くない。
名前がcrDroidと似ているので、似ているのかと思って入れてみたら、確かに設定の細かな部分がcrDroidと同じだった。
ただ、crDroidは設定画面がAOSPとほぼ一緒だが、riceDroidは設定画面自体が違っていて、しかも何種類からか選べるようになっている。
riceUI
MaterialUI
PalletteUI
ArcUI
確かに違う。また、riceDroidを入れて直ぐの設定画面はこの中には無かった。
ちなみに、AOSPとほぼ同じcrDroidの設定画面はこれ↓
また、設定画面はriceDroidとcrDroidはかなり似ている↓
riceDroid crDroid
riceDroidの方が設定項目が多く見えるが、多い項目はcrDroidでも他の画面で設定出来るものがほとんどだ。
ということで、今のところriceDroidとcrDroidの違いは機能的な面ではほとんどない。
しかし、riceDroidのほうが色んな面で遊んでいて、面白いといえば面白い↓
クイック設定パネルも、riceDroidとcrDroidで違いはないが、表示方法がriceDroidの方がスマートになっている↓
実用性ならcrDroid、それに面白さをさらに追加するならriceDroidといったところだろう。
riceDroidのGithubページはこちら
Github riceDroidページ↓
riceDroidの入れ方
これはどの端末でも同じなので、ここに書く必要はないと思うので省略する。
すべての基本はここ↓に書いてあるので、参考にして欲しい。
※もしこの記事を読んでも意味がわからない場合は、コメント欄またはTwitterアカウント( @BlogTitanium )に質問して欲しい。
riceDroid結構いい
ということで、riceDroidをしばらく使ってみようと思う。
他にあるMi9T用カスタムROMは筆者が選ぶとすればCalyxOSくらいなので、riceDroidの方が面白い。
riceDroid自体も、面白いカスタムROMなので、試せる端末を持っている方は試して欲しい。
いざ!! riceDroid!! Xiaomi Mi 9T(davinci)にAndroid12.1を!! は
つづく(?)
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