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GrapheneOSからストックROMに戻す手順

Pixel 6aが無事に届き、GrapheneOSを入れることが出来た。このPixel6aの下取りとしてPixel5aを選んだので、Pixel 5aはきっちりとストックROMに戻さなければいけない。

※この記事は、Pixel 5aだけでなく全てのPixel機において同じ手順で進める事ができるので参考にして欲しい

 

GrapheneOSをWindowsからPixelに導入したい方はこちら↓

GrapheneOSを入れる話 その2 GrapheneOSをPixel5aに焼く - Gadget&LifeStyle Blog

 

Pixelからもう1台のPixelへGrapheneOSを導入したい方はこちら↓

サポート終了間近のPixel4a5GにGrapheneOSを入れてサポート期限を伸ばす話 - Gadget&LifeStyle Blog

 

Pixel6aを手に入れた記事はこちら↓

Black Friday SALEでPixel 6aを購入した決め手 - Gadget&LifeStyle Blog

 

 

 

 

今回は、GrapheneOSで使っていたPixel5aをストックROMに戻し、下取りに出すための準備を進める。

 

GrapheneOS  →  StockROM

 

※いつものことだけど、これを読んであなたの端末がどうなろうと責任は負えないので注意して欲しい。この通りにやれば問題なくストックROMに戻すことは出来ると思うが、すべてはあなたの自己責任で。質問等はこの記事か、Twitterアカウント @BlogTitanium にしてくれればわかる範囲で応える。

 

 

 

 

 

 

 

まずは準備から

もうこのPixel5aは手放すだけなので、全てのデータを消さなければいけない。今回はPixel6aに手動でデータを移行した。Pixel5aに必要なデータが無いかよく確認し、次の手順に移る。

 

設定→デバイス情報→ビルド番号を連続7回タップ→パスワード入力→戻ってシステム→開発者向けオプション→OEMロック解除→パスワード入力→USBデバックON→PCと接続を確認

 

 

せっかくなので、ここで試しにGrapheneOSでもデータ消去が出来るかどうか試した。

GrapheneOSでも、ストックROMと同じように無事にデータは消すことが出来た。

 

万が一ダメでもOEMロック解除に設定してあるからなんとかなるはず!と思って。

 

消去して再起動されてもOEMロック解除はONになっているから、問題なく次に進める。ただし、USBデバックはOFFになっていたから注意(これがOFFだとストックROMに戻せるかどうかがわからないので一応ONにしておく)。

 

そして、空にしたGrapheneOSでGeekbench5スコアも出してみた↓

(空の)GrapheneOS Geekbench5スコアはこれだ!

せっかくなのでこの空となった状態で、GrapheneOSのGeekbench指数を測ってみた。

Pixel 5a GrapheneOSでGeekbench5を測定

この程度のSoCでGrapheneOSを動かすのは、快適とはとてもいえなかった。しかも、空の状態でこの数値しか出ない。GrapheneOSを甘く見ていた私は、わりと苦労したということだ。メイン機として使っていなくても遅いと感じたので、GrapheneOSをメイン機にしようとしている方はPixel 5a以前の端末は買わない方が良い。

 

 

 

ここからが本番!! ストックROMへ

GrapheneOSの公式サイトの記載通りに進めて、ストックROMに戻すこととする。

 

まず、GrapheneOSの公式Installページを開いて↓

Web installer | Install | GrapheneOS

まずは、ブートローダーのロックを解除する。

※ここで解除しなくてもGoogle Web Flashing toolで解除の手順があるかもしれないが、解除しておいて困ることはないので先に解除しておく

 

Pixelの再起動をし、画面が消えたところで音量下ボタンを押しながら起動するとFastboot Modeで起動するので、端末とPCを接続し、正しく接続(connect)できたら

ページ中程にある

 

Unlock bootloader (ブートローダーのロックを解除)

 

をクリックし、端末の音量下(または上)ボタンを一度押し、電源ボタンでアンロックする。

画面が消えたらまた音量下ボタンを押してFastBootModeで立ち上げ、

ページ一番下の

Replacing GrapheneOS with the stock OS (GrapheneOSをストックOSに置き換える)まで行き、

 

Remove non-stock key (非在庫キーを削除する)

 

をクリックする。

 

その後、

Google Web Flashing tool

を開き、

GrapheneOSのページを閉じる(その他コマンドプロンプト等も全部閉じないとストックROMがFlash出来ない)

 

適切な最新ストックROMを選択し(ここでは一部文字を消している)

ビルドをインストールするをクリック

Pixel 5a最新ストックROM

確認 をクリックすれば勝手に焼いてくれる。

確認をクリックする

 

焼き終わると、

ブートローダーをロックして下さい

と出るので、その前に先程の

GrapheneOSのInstallページ

を再び開いて

Pixelを認証し(たぶんGoogle Flashing toolは閉じる必要がある)

 

Remove non-stock key(非在庫キーを削除する)

 

を再びクリックする。

 

この後、先程閉じた

Google Flashing tool

のページに戻っても、もう一度接続したとしても

ブートローダーロック

のページには当然ならないので

 

GrapheneOSの

 

Lock bootloader (ブートローダーをロックする)

 

を押し、先程と同じように端末の音量下(または上)ボタンを一度押し、電源ボタンでロックする。

もしくはコマンドプロンプト等を開いて

 

fastboot devices

fastboot flashing lock

 

と打ち、先程と同じように端末の音量下(または上)ボタンを一度押し、電源ボタンでロックする。

これでブートローダーがロックされ、ストックROMで起動する。

 

 

やっと戻ってきたストックROM

初期設定を全部飛ばして、OEMロック解除をOFFにする。

先程と同じように

 

設定→デバイス情報→ビルド番号を連続7回タップ→戻ってシステム→開発者向けオプション→OEMロック解除OFF→USBデバックOFF

 

で、OK。

 

 

ここでもせっかくなので空のストックROMでGeekbench5のスコアを測ってみた↓

(空の)ストックROM Geekbench5スコアはこれだ!

私はせっかくなのでストックROMでもGeekbenchを測った。

Pixel 5aストックROMでGeekbench5を測定

先程のGrapheneOSのスコアよりもかなりいい数値が出ている。GrapheneOSはSoCのスペックをフルに活かすことは出来ない重いカスタムROMだと言えるだろう。

 

 

ストックROMに戻ってきたら最後に絶対に忘れずに!

ここまでで、GrapheneOSからストックROMに完全に戻ってくることが出来た。

最後に、絶対に忘れずにSIMを抜いて、あとは 設定→システム→リセットオプション→全データ消去(出荷時リセット)

をすれば完全に新品と同じ状態になる(外見はどうかわからないけど、少なくとも中身は)。

 

これで全てが終わった。

やっとPixel5aが手放せる。これでPixel6aとの『交換』がもうすぐ目の前まで来ている。

封筒に入れて、ポストに入れれば数日後にはPixel 6aの代金が(今回は全額)返却されるだろう。

 

 

全てが無事に終わった

今回、初めてGrapheneOSからストックROMに戻す作業をした。

このPixel 5aはocnモバイルONEの未使用中古商品、しかもSoftBankSIMロック解除品だったので、ブートローダーをリロックしたらSIMロックがかかってしまうのではないか、などの杞憂もあって、かなりビビってすべての作業をこなした。

 

SIMロックが再びかかってしまうことは無いにしても、万が一Pixel 5aをストックROMに戻すことが出来なかったら、Pixel 6aは約4.5万円を支払わないと手に入らない物になってしまうため、慎重に慎重を重ねた。※重い

 

実は、Google Flashing toolでPixel 5aが正しく接続できなかったり、接続出来てもストックROMを焼く途中で停止し、一度では上手く焼けなかった。

それでも端末が壊れることはないので良かったのだが、かなりヒヤヒヤしながら取り組んだのは間違いない。

 

とにかくPixel 5aは壊れずに済んだ。もちろん、今回手に入れたPixel 6aも問題なくGrapheneOSで動いているし、一度のアップデートも無事に終わったのでなんの問題もない。

 

あとはとにかく無事にPixel 5aを郵便局に持っていってポストに投函すれば下取りの手続きは終わる。

冷静に考えれば、GrapheneOSなど入れずにストックROMで使い続けていたらただ単に全データ消去をするだけで終わったのだと気がついたが、やっぱりせっかくならGrapheneOSを使いたかったので今後も下取りに出すときは同じ作業をすることになる。

 

とにかくすべてが無事に終わって良かった。

 

これで、GrapheneOSを焼いていても下取りに出すことが出来ることを証明できた。

後は無事に下取り価格がしっかりつくことを祈って、この記事を終える。

 

 

 

 

GrapheneOSからストックROMに戻す手順 は

 

 

 

 

 

 

おわり