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私が素晴らしいと思うこと

注:この記事は、自分自身が素晴らしいと思うことに関して書く、というテーマをもとに書いたものである。

 

 

 

  私が素晴らしいと思う物事は、「犬や猫のしつけ」だ。

  私が犬猫のしつけに興味を持ったのは、15歳のときに犬と一緒に暮らし始めたことから始まった。

  その犬は、チョコレート色のラブラドールレトリーバーで、世間でラブラドールはとても賢い犬種だと認識されているだろう。しかし、ラブラドールレトリーバーは、もちろん賢さもあるが、それよりも何よりもいたずら好きで、とにかく家の中を引っ掻き回す。賢い犬は、とにかくいろいろなことに興味がある。これはどうなっているのか、どうやったら楽しくなるのか、寝ているとき以外は常に探索している。なので、人間側からしたらとんでもないような自体を頻繁に巻き起こしてくれた。お札を食べたり、トイレのスリッパをかじってバラバラにしたり、ソファの上で土を掘るように表面を引っ掻いたりしていた。

  こんな犬を放っておいたら、家の中のものが全て壊されてもおかしくない。そこで、私はこの犬を紹介してくれたラブラドールレトリーバー仲間に悩みを打ち明けると、しつけ教室に通うといい、という助言をもらった。

  このしつけ教室、広々したドッグランで行われていて、自由に走れるうえにみんなしつけ教室に通う賢い犬種ばかりだった。なかにはドーベルマンジャーマンシェパードなどもいて、大型犬同士で楽しく遊べた。そしてそのしつけ教室では、今まで足の速さで負けたことのなかったうちの犬が、足の速さでボーダーコリーに負けていた。

  ただ、このしつけ教室、しつけかたはとても厳しく、やってはいけないことを犬がしたら、とても大きな声で叱られる。その代わり、しっかりとハンドラー(リードをもって犬をしつける人のこと)の言うことを聴けばおいしいご褒美がもらえるというものだった。

  私はこのしつけ教室に通うことで、犬のしつけ方を学んだ。犬はしつけ教室では先生に教えてもらいながら、家に帰ってくれば私や私の家族がしつけた。

  私は、犬が2歳になるまでに、飼い主が負担にならない、まともな散歩ができるようにしつけると決めた。家の中にいるとき同様、犬は散歩に出ても私を引っ張り、拾い食いをし、行きたいところに勝手に行くような散歩だった。犬にとっては自由気ままなものだが、人間にとってはとても危険な散歩だった。これではいけないと私は思っていた。このような散歩では、いつか家族の誰かが怪我をすることになるからだ。

  しつけ教室に通うようになってから、犬はとても言うことを聴くようになった。もちろん、全てのことが、すぐに出来るようになるわけではない。うちの犬は最初、指示の意味がわからないときはどうにもわからないで、どうすることも出来ない、というような犬だった。しかし、指示がわかってしまえば、もうそれからは絶対に失敗しなくなった。

  特に、「待て」が得意で、一度「待て」と言ったら、私達が目の見えない場所に行ってもずっと待っていた。5分も、10分もである。しつけ教室のドッグランで「待て」をして、私は片付けをして、あとは犬を乗せて帰るだけ、というところまではドッグラン内で待たせた。

  この、「待て」が完璧に出来るようになれば、他人に迷惑をかけることが少なくなる。また、「呼び寄せ」が出来るようになれば、ドッグランに行っても簡単に呼び戻すことが出来るし、万が一リードを離してしまってもすぐにこちらに戻らせることが出来る。

  しつけをすることは、犬や猫を我慢させることになる、という意見を聞くことがあるが、それは必ずしも正しいとはいえない。なぜなら、しつけが出来ていない犬猫は、安心して連れ出すことが出来ないからだ。大して面白くもない散歩を毎日続け、何も面白くもない生活が毎日続く。たまにドッグランに行っても、呼んでも戻ってこないではどうしようもない。

  だからこそしつけをするのである。しつけがしっかり出来ていれば、どこに行っても恥ずかしくないし、飼い主の指示をずっと待てる犬になる。猫はそこまで従順ではないが、それでも飼い主の言うことを聴ける猫は、何も聴かない猫よりも自由にさせておくことが出来る。

  しつけがしっかり入っていれば、犬や猫がより自由に暮らすことができるようになるのである。ある程度の制限があってこそ、飼い主に信頼されるし、犬や猫も飼い主と暮らしていることを意識することになる。

  もうひとつ、私が犬や猫のしつけが素晴らしいと思う理由がある。それは、犬や猫と今までより仲良くなれるからである。犬や猫も、人間の意味不明な言葉を聴き分け、行動を取るとおいしいおやつがもらえるので飼い主を信頼する。私達人間も犬や猫を信頼できる。お互いが信頼することで、認め合い、「こいつはこういうやつだ」と理解できる。

  私は犬と一緒にしつけをしたことで、犬と仲良く暮らせるようになった。散歩も、ものすごく楽になった。呼べば来るし、信号が赤のときは危険なく待つことが出来るようになった。これは、猫でも同じことである。猫は完全室内飼いだが、私が帰ってくるときに玄関を開けたとき、同時に猫が外に出そうになったときに「おすわり」させておけば出ていかなくなる。万が一外に出たとしても、「呼び寄せ」で家の中に戻ってこさせられる。おいしいおやつが確実にもらえるので、猫も戻ってきておやつを食べている。

  おやつが欲しいからわざと玄関で待っている、ということも当然あるが、それはそれでしつけが確実に行われていることがお互いに確認できて良い。動物園でも、動物になにかしつけをしているときには餌を使っている。最初はおやつが目的で良い。犬や猫が相手なら、ずっとおやつを与えるが、だんだん減らすことも可能だ。

  私は今、猫のしつけをしている途中だ。この猫は動物愛護センターから引き受けた、元野良猫である。元野良猫とは言え、子猫だったので野良だったの期間はほとんどない。それでもビニールを食べたり私に突然パンチしてきたりする。

  それでも私はしつけを始めた。しつけを始めたら、しつけを始める前よりもうちの猫のことがさらに可愛いと思うようになった。猫はしつけできないと言われているが、そんなことはない。もちろん、犬と同じでいたずらばかりしているが、そのいたずらも減ってきている。

  恐らくだが、いたずらが好きな犬猫のほうが、しつけもきっちり出来ると思う。やる気がなくていつものんびりしている犬猫よりも、いつでもやる気満々の犬猫のほうがしつけにもやる気を出すからだ。猫が元気なうちはしつけはずっと続く。猫のストレスにならない程度に、どんどん出来ることを増やしたい。そして、出来る限り猫が自由だと思う暮らしをさせたい。

  このように、犬や猫をしつけることで、私達もより自由に、気楽に、楽しく生活できるようになるし、犬や猫も自由にどこにでも行けるようになる。犬や猫と仲良くなれるし、より可愛いと感じるようにもなる。お互いに認め合い、信頼して生活できることは素晴らしい。

  だから、私は犬や猫のしつけは素晴らしいと思う。

 

 

 

 

私が素晴らしいと思うこと は

 

 

 

おわり